第12話:うつで無理して笑っていた私が、素直な笑顔を取り戻すまで
前回のおさらい
前回(第11話)では、「人と話すことが怖くなくなったこと」について綴りました。
小さな一言から始めたコミュニケーションが、
少しずつ人とのつながりへの怖さを和らげてくれた──
そんな体験をお話ししました。
今回は、さらに心の変化に踏み込んで、
**「無理して笑わなくなったこと」**について書いていきます。
うつで「笑わなきゃ」と自分を追い詰めていた日々
うつ状態のとき、
私は常に**「笑わなきゃいけない」**と思っていました。
- 周りに心配をかけたくない
- 「元気そうだね」と言われたい
- 変に思われたくない
そんな理由で、心では泣きそうなのに、
無理やり口角を上げて、笑顔を作っていました。
でも、作り笑いをすればするほど、
心はどんどん疲れていきました。
「本当はしんどいのに、なんで笑ってるんだろう」
「笑顔の仮面をかぶっている自分が気持ち悪い」
そう思いながら、
さらに「ちゃんとしなきゃ」と自分を追い込む悪循環。
「うつ 笑えない」「うつ 笑顔 つらい」
そんな感情に、私はずっと苦しめられていました。
無理に笑わなくてもいい、と気づけたきっかけ
ある日、何気なく見たSNSの中に、こんな言葉がありました。
「笑えない日があってもいい。
泣きたいなら泣けばいい。
あなたは、それだけ頑張ってきたんだから。」
その一言を読んだ瞬間、
胸の奥に抱えていたものが、ぐしゃっと崩れた気がしました。
「笑えないなら、無理に笑わなくていい。」
「今の自分を、そのまま受け止めていい。」
それは、うつになってから初めて、
自分の本音を許してあげられた瞬間だったと思います。
うつの回復と「素直な感情を取り戻す」過程
無理に笑うことをやめた私は、
最初、素っ気なく見えたり、愛想が悪く見えたりすることもありました。
でも、だんだんと気づきました。
- 無理に作った笑顔より、素直な表情の方がずっと楽
- 何も話せない時間があっても、それはそれでいい
- ありのままの自分を受け入れてくれる人が、少しずつ増えていく
「笑わなきゃ」という呪縛から解放されたとき、
心にも身体にも、ほんの少し余裕が生まれた気がしました。
サプリメントの力も、少し借りながら
この時期、私は生活のリズムを整えるために、
リラックスサポート成分配合のサプリを試していました。
飲んでいたサプリはこちら → 🔗[リラックスサポートサプリ]
もちろん、サプリだけですべてが良くなるわけではありません。
でも、夜に少しリラックスできたり、
心のざわつきがほんの少し落ち着く感覚があったのは、
確かに大きな支えになっていました。
心と体の両方に、少しでもやさしくすること。
それが、私にとっての回復の一歩だったのだと思います。
無理して笑わない。それが私の「本当の笑顔」
今でも、
人といるときに気を遣いすぎることもあるし、
沈んだ気持ちになる日もあります。
でも、無理に笑うことはしません。
笑いたいときに笑う。
泣きたいときは泣く。
それができるようになった今、
私はやっと、「自分とちゃんと一緒に生きている」と感じることができています。
「笑顔でいなきゃいけない」なんて、誰が決めたんだろう。
そんな呪縛を捨ててからのほうが、
ずっと自然で、ずっとあたたかい生き方ができるようになりました。
次回予告
第13話:「未来を想像するのが怖くなくなったこと」
かつては「この先どうなってしまうんだろう」と未来を考えるだけで怖くなっていた私。
でも少しずつ、「未来を思い描くこと」に前向きになれた日々について、
次回は丁寧に綴っていきます。
←前話はこちら
🔗 第11話:うつで人と話すのが怖かった私が、少しずつ変われた話