第22話:少しだけ気持ちを話せた日
~心を開くことが、少しだけ楽になった瞬間~
前回の記事では、「眠れなかった夜に考えていたこと」について綴りました。
夜の静けさに包まれながら、心の奥底でぐるぐると渦巻く不安や孤独と向き合った時間。
それは決して気持ちのいいものではなかったけれど、自分の本音に触れたような気もしています。
今回は、その夜を越えて迎えたある日、「少しだけ気持ちを話せたこと」について、書いてみたいと思います。
話すことが怖かった
うつ状態が続く中で、人と話すことがどんどん怖くなっていきました。
特に「自分の気持ちを話す」という行為は、すごくハードルが高くて。
相手にどう思われるかとか、迷惑じゃないかとか、話しても理解されないんじゃないかとか、
そんなことを考えるだけで、口が開かなくなる。
だから、人といても「大丈夫だよ」とか「元気だよ」としか言えなかった。
本当はまったく元気なんかじゃなかったのに。
ふと、こぼれた一言
そんな自分が、ある日ふと、近くにいた人に「最近、ちょっとしんどくて…」と漏らしてしまった。
そのときは、気を張ってなかったからかもしれない。
意図して話したというより、つい口をついて出てしまった、という感じでした。
でもその人は、驚いた顔もせず、
「そっか、しんどいよね。大丈夫?」と静かに返してくれました。
その言葉を聞いて、不思議と胸の奥がじわっとあたたかくなるのを感じました。
言葉にすることで、ほんの少し軽くなった
たった一言でも、自分の気持ちを誰かに話すことで、心の重みがほんの少しだけ軽くなることがあります。
わかってくれる、受けとめてくれる相手がいるというだけで、少しだけ生きやすくなる。
もちろん、毎回うまく話せるわけじゃないし、怖さが消えるわけでもない。
でも、「話しても大丈夫な人がいる」という経験は、確実に自分の中に小さな安心を残してくれました。
心を整えるサポートとして使い始めたもの
ふと目についたものがあって、日々の不安感や気持ちの波を少しでも穏やかにできればと思い、CBDオイルを取り入れるようになりました。
最初は半信半疑だったけれど、夜寝る前に少し使うだけでも気持ちがスッと落ち着くことがあります。
不眠気味だったり、不安でソワソワするときなどに、リラックスのお守りのように使えるのがありがたいです。
もし同じような悩みを持っている方がいれば、参考にしてみてくださいね。
※合う合わないは個人差があるので、無理のない範囲で、少しずつ試してみるのがおすすめです。
「少しだけでも話してみる」ことの大切さ
この日の出来事をきっかけに、「自分の気持ちを、少しずつでも話していいんだ」と思えるようになりました。
全部じゃなくていい。ほんの一言でも、気持ちが吐き出せると、心はちょっとずつ軽くなる。
「ひとりじゃないよ」って思える瞬間は、こんなふうにして生まれるのかもしれません。
次回は、
「支えてくれる存在に気づけた日」
について綴っていきます。
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